文章題ができないという人に
文章題ができないという人に
最近、中学3年生の数学の授業をしていて、うれしいことがありました。
その生徒はもともと数学が苦手で、文章題も苦手な分野の一つでした。
これまでは解説をしても「よく分からない」となることが多かったのですが、先日の授業で文章題を扱ったとき、今回はきちんと内容を理解することができました。
この夏、その生徒は平日毎日、13:30~21:50まで自習と授業に取り組んできました。
授業で教わったこともしっかりメモをして、自分なりに分かりやすいようにノートにまとめています。
そうやって中学1年生の内容から総復習をしてきたことが、ここにきて少しずつつながってきたのだと思います。
文章題ができないというと、「国語力がないから」と考えられることがあります。
もちろん、問題文を読み取る力は必要です。
ただ、実際に文章題を解くためには、それだけでは足りません。
例えば、速さや割合など小学生で習う知識が必要になることもありますし、中学校で習う方程式や図形の面積の公式などが必要になることもあります。
さらに、式を立てることができても、最後まで正確に計算する力がなければ答えにはたどり着きません。
特に中学3年生の問題になると、これまで習ってきた複数の知識が一つの問題の中にまとめて出てきます。
だから、文章題だけを何度も練習すれば急にできるようになる、というものでもありません。
計算ができるようになる。
割合や速さが分かるようになる。
方程式が使えるようになる。
図形の公式が使えるようになる。
そうやって一つ一つ身につけてきたものがつながって、初めて一つの文章題が解けるようになります。
今回、この生徒が文章題を理解できたのも、夏から続けてきた勉強によって、それまで足りなかった知識が少しずつ埋まり、使えるようになってきたからだと思います。
数学はやはり積み上げです。
特に中学3年生は、これから勉強していても、テストの素点だけを見ると「思ったほど伸びていない」と感じることがあるかもしれません。
でも、そこで投げ出してしまってはいけません。
今やっている一つ一つの計算や、一つ一つの復習が、すぐに点数として表れなくても、あとで別の知識とつながって問題を解く力になっていきます。
だからこそ、知識を一つずつ固めること、そして計算力を高める勉強を続けることが大切です。
にしても、この中学3年生。
夏から継続してがんばってきたものが、いよいよ花開こうとしています。
ここまでしっかり続けてきたことが、何よりすばらしいと思います。


