大手塾から転塾してきた生徒の、その後
先日、小学6年生の方からお問い合わせをいただきました。お話を聞いてみると、以前うちの塾に通ってくれていた生徒の保護者の方から聞いて、知ってくださったとのことでした。こういうご縁は、本当にうれしいものです。
その卒業生がうちの塾に来たのは、中学生のときでした。もともとは大手の集団塾に通っていましたが、「数学がわからない」ということで、うちの塾へ転塾してきました。
最初のころは、問題を見ても「わからない」となってしまうことが多かったと記憶しています。そこで、とにかく一つ一つ、どこまではわかっているのか、どこからわからなくなったのかを一緒に確認しながら進めていきました。
そうすると、少しずつ変化が出てきました。はじめは「これ、わかりません」という質問だったものが、だんだん「ここまではわかったんですけど、ここからがわかりません」という質問に変わっていきました。
これは、かなり大きな変化だと思っています。単に問題が解けるようになっただけではありません。自分で問題を考えて、自分がどこまで理解しているのかを確認して、わからないところを自分の言葉で質問する。そういう「自分で勉強を進める力」が、少しずつ身についていきました。
そして、その積み重ねの結果、見事に第一志望の高校に合格しました。もちろん、それだけでも十分うれしかったのですが、さらに驚いたことがありました。
高校受験が終わったあとも、塾に自習に来たのです。「大学進学を目指したい」と言って、高校の勉強を始め、高校の内容についても質問を持ってきてくれました。
中学生のころ、「数学がわからない」と言って塾に来た生徒が、自分から勉強し、自分から質問し、受験が終わっても次の目標に向かって勉強している。
一つ一つ積み重ねてきた「わかった」が、ここまで大きな推進力になるんだな、と感じた出来事でした。
そして今回、その生徒や保護者の方が塾のことを話してくださり、また新しいご縁につながりました。成績が上がったことや、第一志望に合格したことも、もちろんうれしいです。
でも、「あの塾に行ってよかった」と思ってもらえて、それが誰かに伝わっていく。塾をやっていて、これほどうれしいことはありません。
今回来てくれた小学6年生にも、これから一つずつ「わかった」を積み重ねてもらえたらと思います。


