学年順位35位→5位相当まで伸びた国語の勉強法|国語が苦手な中学生へ
「国語って、どうやって勉強したらいいの?」
「問題集を解いているけれど、なかなか成績が上がらない」
国語は、数学や英語に比べて「何を勉強すればいいのか」が分かりにくい教科です。
漢字を覚える。
読解問題を解く。
本を読む。
どれも大切ですが、国語が苦手な生徒の場合、その前に確認したいことがあります。
それは、
「そもそも文章の内容をきちんと理解できているか」
ということです。
神戸市兵庫区の大開塾では、国語が苦手な中学生にも取り組みやすいよう、教科書の文章をもとにしたオリジナルプリントを作成して授業をしています。
このプリントの役割は、単に簡単な問題を解かせることではありません。
学校の問題集や市販の問題集を、自分で解ける状態にするための準備教材
として使っています。
2026年の夏期講習でも、この流れで国語を指導しました。
その結果、兵庫中学校の中学1年生が、前回の1学期期末テストでは100人換算で約35位だったところ、8月実力テストでは約5位相当まで順位を上げました。
学校や市販の国語問題集は、いきなり解くと難しい
国語の勉強を始めようとすると、まず学校のワークや市販の問題集を開くことが多いと思います。
ただ、国語が苦手な生徒にとっては、これが意外と難しいのです。
問題集では、文章を読んだあと、すぐに
「このときの人物の気持ちを答えなさい」
「筆者がこのように述べた理由を答えなさい」
「本文中から抜き出しなさい」
「○字以内で説明しなさい」
といった問題が出てきます。
しかし、その前提として、
・漢字が読める
・言葉の意味が分かる
・誰が何をしているのか分かる
・指示語が何を指しているのか分かる
・文章の前後関係が分かる
・本文全体の内容が分かる
という力が必要です。
ここが十分でない生徒にとっては、学校のワークや市販教材は、実は最初の一歩としてはかなり難しいことがあります。
問題が解けない。
解説を読んでもよく分からない。
答えだけ写す。
また次の問題も分からない。
これを繰り返していると、国語の勉強そのものが嫌になってしまいます。
だから、問題集の前に「一段階」を挟む
大開塾では、その間にオリジナルプリントを入れています。
流れとしては、
オリジナルプリント
↓
文章の内容を理解する
↓
学校のワーク・市販教材
↓
実際のテスト問題
という形です。
いきなり難しい問題集に挑戦させるのではなく、まずオリジナルプリントで、
「この文章は何を言っているのか」
を理解できる状態にします。
そのあとに学校のワークや市販の問題集を解く。
すると、最初に問題集を開いたときよりも、問題がかなり解きやすくなります。
この一段階を挟むことが大切だと考えています。
オリジナルプリントは「問題集を解くための土台」
大開塾のオリジナルプリントは、学校教材の代わりではありません。
市販の問題集を使わなくてよい、というものでもありません。
むしろ逆です。
学校のワークや市販の教材を、きちんと自分の力で解けるようにするための土台として作っています。
国語が得意な生徒であれば、いきなり学校のワークを解いても問題ありません。
しかし苦手な生徒は、その一歩手前から始めた方がスムーズです。
そのために、問題の負担をできるだけ小さくしています。
① 教科書本文の漢字には、すべてふりがな
教科書本文に出てくる漢字には、すべてふりがなを付けています。
中学生だからといって、
「この漢字くらい読めるだろう」
とは考えません。
漢字を読むところで何度も止まれば、それだけで文章の内容が頭に入りにくくなるからです。
まずは、読むことに余計な負担をかけない。
文章の意味を考えることに集中してもらいます。
② 言葉の意味から確認する
文章が分からない原因は、「読解力」だけとは限りません。
単純に、文章中の言葉の意味が分かっていないことも多くあります。
そこでプリントでは、語句や言葉の意味を確認する問題を多く入れています。
「この言葉は、この文章ではどういう意味なのか」
を一つずつ確認します。
言葉が分かれば、文章も理解しやすくなります。
文章が理解できれば、そのあとの問題集も解きやすくなります。
③ 主語・述語、指示語、接続語まで確認する
いきなり文章全体の要旨や人物の心情を考える前に、もっと細かいところを確認します。
例えば、
・主語と述語
・修飾語
・指示語
・接続語
・語句
・文と文のつながり
などです。
「それ」は何を指しているのか。
「しかし」が入ると、前と後で内容がどう変わるのか。
誰が、何をしたのか。
こうしたことを一つずつ確認しながら、文章全体の理解につなげていきます。
④ 基本は「ア・イ」の二択。集中力を保ちやすくする
問題の多くは、ア・イの二択形式にしています。
これは単に問題を簡単にするためではありません。
国語が苦手な生徒にとって、毎回長い文章を書かせることはかなり負担になります。
問題を読む。
考える。
長い答えを書く。
また次の問題を読む。
これを続けると、文章の内容を理解する前に集中力が切れてしまいます。
そこで最初は、
「アかイかを考える」
という小さな判断を繰り返します。
一問あたりの負担を小さくし、テンポよく進めることで、文章を最後まで追いやすくします。
ただし、二択だから適当に答えてよいわけではありません。
答えを確認するときには、
「なぜこちらが正しいのか」
まで解説を読んで確認します。
⑤ 本文の順番に沿って理解していく
問題も、基本的に本文の流れに沿って進みます。
最初の部分を読む。
↓
言葉の意味を確認する。
↓
内容を確認する。
↓
次の部分へ進む。
この繰り返しです。
長い文章を最初から全部理解しようとするのではなく、小さく区切りながら理解を積み上げていく形です。
これによって、
「読んだけれど何も頭に残っていない」
という状態を減らします。
⑥ そのあとで、学校のワークや市販教材を解く
オリジナルプリントで本文の内容がある程度理解できたら、そこで終わりではありません。
ここから学校のワークや市販教材に進みます。
先に本文の内容を理解しているので、
「この場面のことか」
「この言葉はさっき確認した」
「この人物がこう考えた理由はここだ」
と、問題が解きやすくなります。
つまり、
分からない状態で問題集を解く
のではなく、
分かった状態をつくってから問題集を解く
という順番です。
この流れをつくることで、学校教材や市販教材も、単なる作業ではなく、理解を深めるための問題演習として使えるようになります。
夏期講習でも、この流れで進めました
2026年の夏期講習では、兵庫中学校の中学1年生に国語の授業を行いました。
取り組んだのは、
・大開塾のオリジナル国語プリント
・塾で用意した教材
・学校から出されていた課題
・実力テストに出題されると考えられていた内容
です。
最初にオリジナルプリントで文章を理解しやすい状態をつくり、そのあとで教材や学校課題に取り組みました。
つまり、
オリジナルプリントで理解
↓
教材で問題演習
↓
学校課題で確認
↓
実力テスト
という流れです。
その結果、前回の1学期期末テストでは、国語の学年順位が100人換算で約35位だった生徒が、8月実力テストでは約5位相当まで順位を上げました。
もちろん、テストごとに問題の難易度は異なりますし、このプリントだけで成績が上がったという意味ではありません。
生徒本人が夏休みにしっかり取り組んだことが一番大きいです。
ただ、
いきなり難しい問題集を解かせない。
まず文章を理解できる状態をつくる。
そのあとに学校教材や市販教材で演習する。
この順番が、国語が苦手な生徒には合っていると考えています。
国語の勉強法が分からないなら、「問題集の前」を見直す
国語が苦手だからといって、さらに難しい問題集を買う必要はないかもしれません。
学校のワークや市販教材が解けないのであれば、
その問題集を解くための準備ができているか
を先に確認してみてください。
漢字が読める。
言葉の意味が分かる。
一文の意味が分かる。
文章の流れが分かる。
本文に何が書いてあるか分かる。
その状態をつくってから問題集を解けば、国語の問題はかなり取り組みやすくなります。
大開塾では、その**「問題集を解く前の一段階」**を補うために、オリジナルの国語プリントを使っています。
教科書本文を使った教材のため、実際のプリントそのものをブログ上で公開することはできませんが、授業では、漢字の読み、語句の意味、文章のつながり、内容理解などを細かく確認できるよう工夫しています。
神戸市兵庫区で、兵庫中学校をはじめとした地域の中学生の定期テスト・実力テスト対策を行っています。
「国語の勉強の仕方が分からない」
「学校のワークをやっているけれど、国語が伸びない」
という場合は、問題数を増やす前に、まず文章を理解するための土台ができているかを確認してみてください。



